中古車の委託販売とは

委託販売とは

クルマを売りに出す方法の一つに委託販売があります。
委託販売とは、代行業者に依頼して購入者を探してもらうサービスのことです。代行業者は売り手からクルマを預かり、自社のお店やホームページに展示し所有者に代わり買い手を見つけてくれます。
自分の希望する値段で売りに出せるのがメリットです。さらに売却が決まった後は、名義変更など書類のやり取りや売却するクルマの整備、引き渡しも代行してもらえます。
近年ではインターネットオークションでの売買や、個人売買システムを構築した企業もありますが、それらのサービスは売り手にも買い手にも、ある程度の知識と経験が必要です。
しかし、委託販売なら手間のかかる作業を販売店が代理で行ってくれるので、手間がかかりません。

委託販売のメリット

人気車種や年式が新しい、走行距離が少ないなどのクルマはそこそこの価格で買い取ってくれるでしょう。
しかし、古くて走行距離が多いクルマや、人気がないモデルはほとんど価格がつかなかったり、買い叩かれたりします。
そこでおすすめしたいのが委託販売です。
年式が10年越え、走行距離が10万kmをオーバーしても相場より高めの金額でも設定できます。
買う側も中間マージンが掛からないため、希望していた車種を安く購入できるチャンスでもあります。

委託販売の手数料

何でもやってくれるからといっても業者は無料で買い手を探してくれるわけではありません。
以下の2つの手数料が取られます。

委託販売手数料

一般的に委託販売の場合、成約時、業者に対して販売手数料を支払うケースが多く見られます。
手数料は業者によって異なりますが、5,000~30,000円程度が相場です。中には売却価格の10%という業者もあるので、委託前に確認しておく必要があります。

クルマの保管料・展示費用

クルマの保管料・展示費用を設定している業者もあります。一定期間無料であったり、毎月5,000円と業者によって異なります。
販売手数料はクルマが売れない限り支払う必要はありませんが、保管料・展示費用は売れなくても支払う必要があるので、注意したいところです。

もし買い手が見つからなければ業者が買取または委託販売の契約期間が終了するという対応になります。
委託販売は早い段階で売ることができればメリットの大きい販売方法と言えるでしょう。
大切に乗ってきた愛車を納得する金額で売却したい、なおかつ売却まで時間に余裕がある人におすすめです。