スポーツ

運転することをより楽しめる

スポーツカーとは運転をすることを楽しみたい方のために開発された車のことです。
特に高速で走行している時の操作性を重視していて、運動性能を高めることを重視して設計開発されている車です。
自動車の中でもスポーツカーはとても歴史が古いです。

世界で初めてのスポーツカーは1913年に登場したイスパノ・スイザです。
スポーツカーと混同されやすいものにレーシングカーがあります。
レーシングカーというのはサーキットで走ることを前提として作られたものであり、スポーツカーはあくまでも公道を走ることが主目的となっている点に違いがあります。

スポーティーカーという呼ばれ方をしている車がありますが、これはスポーツカーのような特徴を備えている車のことを指しています。
日本における最初期のスポーツカーとしてトヨタ2000GTやダットサン・フェアレディなどがあります。
当初は国産メーカーからあまり本格的なスポーツカーは出ていなかったのですが、1980年代からは各メーカーがスポーツカーの開発を盛んに行うようになりました。

その結果として、日産スカイラインやトヨタセリカ、マツダ・RX-7といった車種が人気を集めるようになったのです。
ただし、景気が悪くなって、排気ガスの規制もされるようになると、多くのスポーツカーはモデルが消滅する事態となりました。
若者が車に興味を持たなくなったこともスポーツカーの人気を低迷させる要因の一つです。

このような状況を打開するために2000年代の後半からは若者向けのリーズナブルなスポーツカーの開発が盛んになりました。
今では各メーアーから色々なスポーツカーが出るようになっています。

スポーツカーの人気層

現在の日本でスポーツカーを多く購入しているのは実は中高年です。
主に40代から60代の男性への販売は好調となっています。
逆にメインのターゲットとしたい若者層への販売はそれほど伸びていません。

どうして中高年へのスポーツカーの販売が伸びているのかというと、この世代は子供の時にスポーツカーに憧れていた世代だからです。
市場にはたくさんのスポーツカーが出ていたけれども、当時は子供だったために買うことができなかったという方が、今中高年となり金銭的にもゆとりが出るようになってスポーツカーを買うようになりました。

中高年にとっては今でも車は一種のステータスとなっており、さらに車で走ることに楽しさを見出している方がたくさんいます。
走行の楽しさを重視しているスポーツカーに中高年が注目するのはある意味では当然のことでしょう。
普段使いの車としてではなくて趣味として購入する方も多いです。
走ることの楽しさを追い求めている方にとってはスポーツカーは最適な選択です。