昔からたくさんの車が出ている
セダンとは自動車のタイプの一種であり、昔から多数の車が出ています。
一般的なセダンとはシートが2列であり、乗車定員は4名から6名となっていて、ドアが4枚あり、リアにはトランクルームがある車のことです。
ただし、実際には各メーカーから色々なタイプのセダンが出ているため、一概に定義することは難しいです。
もっとも車種の多いセダンはノッチバックセダンであり、3ボックスカーと呼ばれることもあります。
利点としては安全性や防犯性が高い点、トランクルームを開けても外気が中に入りにくい点などがあります。
ただし、トランクルームとキャビンが分離している構造のため長いものを積めることができません。
ノッチバックセダンの車種として代表的なものはトヨタのカローラやクラウン、スバルのインプレッサなどがあります。
そしてノッチバックセダンの中でもトランクルームが短いものはセミノッチバックセダンと呼ばれています。
こちらは小型セダンであることが多く、トランクルームはほとんど意味がありません。
エンジンルームとキャビンのみのセダンのことを2ボックスセダンといいます。
こちらはほとんど利点がないため現在では見られないタイプです。
キャビンとトランクルームが一体化しているセダンをハッチバックセダンといいます。
スポーツカーとしての性能が加わったセダンとしてスポーツセダンがあります。
こちらはファミリー層が利用するのに向いています。
このようにさまざまなセダンが存在しており、多くのメーカーから出ています。
セダンの用途
日本では1970年代ごろまではセダンはとても人気を集めていました。
その特徴的なスタイルが多くの車好きから好評だったのです。
しかし、徐々に大衆車に対しては実用性を重視する風潮が出てきたため、セダンの車種は減りました。
1990年代になるとミニバンのブームが到来したためにセダンの市場は大きく低迷しました。
現在では軽自動車が人気を集めており、セダンに関しては低迷が続いている状況となっています。
セダンに関してはタクシーや教習車、パトーカなどでの需要が高いため、そちらで多く見かけるでしょう。
セダンの用途としてはファミリー向きではありません。
大人数が乗れるわけではなく、たくさんの荷物を積められるわけでもないからです。
セダンのスタイルが好きな方や、車には少人数でしか乗らないという方にはおすすめできるでしょう。
また、車の実用性を重視するという風潮に疑問を抱いている方の中には未だにセダンを愛用している方が多いです。
昔ながらのスタイルであり、車といえばセダンのようなデザインが望ましいと考える方は存在します。
これからも一部の方から人気を集めるでしょう。