プリウスのような特徴を持つトヨタアクア
トヨタが開発、販売している車種の中で、特に人気が高いのは「プリウス、アクア」です。
これらの車種はどちらも同じだと思われることもあるのですが、比較してみると、似ているようで似ていないことがわかります。
アクアはプリウスをベースに開発されているため、「コンパクトカーとしての長所を売りにしている」車種です。
逆にプリウスは、「居住性の長所を売りにしている」車種なので、外観としては横長、背後から確認するとワイドボディに見える作りになっています。
アクア、プリウスの共通点となりますが、視認性を高めるためのボディデザインとなっており、基本的にリアに向かってサイズアップが図られているのです。
そのためフロントはシュッとしているなど、どことなくアンバランスさが際立つような絶妙な作りになっています。
補足となりますが、アクアのパワーユニットは「30系プリウスのハイブリッドパワーユニット」を、そのまま搭載することができません。
このような背景もあるので、トヨタアクアのハイブリッドパワーユニットは、新しく開発されたものが搭載されています。
ベースとなっているのは「20系プリウスのTHS-II」で、1.5リッターエンジンがベースとなっているため、高効率も実現できている改良型となりました。
トヨタアクアは見た目の割に軽量化に成功しているのは、コンパクトなハイブリッドパワーユニットの開発による恩恵も受けているからです。
求められている機能が充実しているトヨタアクア
燃費が抜群という特徴があるため人気が高いです。
デビュー時のトヨタアクアは35.6km/Lという、他の自動車メーカーの車種には無い低燃費を実現しています。
その後、燃費は37.0km/Lまで向上しているだけでなく、最低燃費グレードの場合は、なんと40.0km/Lの燃費を可能としたのです。
従来のハイブリッドカーでは低燃費のグレードであっても、リッターあたり30.0km前後というケースが多く、最近のものでも31.0~37.0kmというケースが多いです。
このような事実を知っていると、なぜトヨタアクアの売り上げ、人気が高いのかが良くわかります。
トヨタアクアは新車価格でも人気の高さを確認できます。
新車では175~250万円、そして、中古車の相場では40~230万円で販売されていることが多いです。
新車のみで比較すると、ホンダのフィットハイブリッドは169~222万円、日産ノートe-powerは205~230万円で販売されている状況です。
つまりトヨタアクアは、他の自動車メーカーのハイブリッドカーと同等、もしくはそれ以上の価値が付くことのほうが多い自動車と言えます。