
クルマのボディに錆があると査定にどのくらい影響するのか気になるところです。
多くの車は屋根のない青空駐車場に駐車されているでしょう。青空駐車場の場合、日ごろから風雨に晒されるため、ボディに錆ができることがあります。
では、実際どのくらい影響するのかご紹介します。
クルマの傷と同様に見なされる
1cm四方未満で、深度も浅い錆であれば大きくダウンすることはないでしょう。
ただし、錆の範囲が広く、カードサイズになると査定額に影響します。
また、車体下部やマフラー、エンジンルームは走行にかかわる部分なので、錆があると場合によってはパーツを交換する必要があるため、大きな減額は避けられません。
業者によっては錆の程度や範囲、部位によって違ってくるので一概にはいえませんが、錆はマイナス要素となることは覚えておきましょう。
錆は直したほうがいい?
小さな錆は影響ありませんが、ある程度、錆が発生している場合、マイナス査定は免れないでしょう。
そんなとき「自分で修理できないか?」と思うかもしれませんが、修理しないほうがよかったりします。
市販の錆落としを使えば、ある程度キレイになるかもしれませんが、査定士には個人で修復したのがすぐにわかりますし、仕上がりによってはかえってマイナス査定を受けるかもしれません。
業者に依頼した場合、マイナス査定額以上の修理費が必要です。
労力やお金をかけるよりも、錆があったとしても、そのまま査定に出したほうがいいでしょう。
錆の原因と予防策
クルマの錆は外的要因がほとんどです。住んでいる地域によっては錆の被害を受けやすいところもあります。
特に降雪地帯や沿岸部では錆が発生しやすいので注意したいところです。
飛び石などの傷による塗装の剥がれ、融雪剤の塩分、鳥の糞などが錆となってしまいます。
予防策としては、マメに洗車することです。特に融雪剤のまかれた場所を走る場合は、なるべく早く洗い流します。
高圧洗浄機があれば効率的に洗い流せるのでおすすめです。
洗うのが難しいクルマの下回りや足回りは塩害や水気による錆の影響を受けやすいので、クルマの新しい古い関係なく対策しておいたほうがいいでしょう。
整備工場・修理業者に錆対策をしてもらうことおすすめします。
クルマの錆は程度によって買取査定に影響します。そのため、日ごろから錆対策しておきたいところです。
錆ができてしまった場合は軽度なら自分でやすりがけして錆落とし剤で拭き取りパテで埋め、タッチペンやスプレーで修復するという方法もありますが、失敗するとかえって目立ってしまうため、無理しない範囲で行うようにしましょう。