オンライン査定で相場チェックする方法

オンラインで査定する

オンライン査定ツールの仕組みと使い方

オンライン査定は、車検証に記載されたメーカー・車名・年式と、現在の走行距離やボディカラーなどをフォームに入力すると、最短30秒ほどで概算相場が表示されるサービスです。

相場計算の裏側では、過去数年分の成約データとオークションの落札価格が自動で照合され、最新の市場トレンドを反映した金額が提示されます。

入力完了後はメールやマイページに見積もり結果が届き、そのまま出張査定を申し込める点がメリットです。依頼料や成約手数料は無料が一般的なので、費用を気にせず相場を把握できます。

精度を高めるための入力テクニック

オンライン査定の精度は入力情報の正確さで大きく変わります。走行距離はメーター表示を千km単位で切り上げず、そのままの数値を入力すると誤差が生じにくくなります。

修復歴は「骨格部位を修理・交換したか」が判断基準です。バンパー交換程度は該当しませんが、ラジエーターコアサポートの切断・溶接は修復歴として扱われるため、整備記録簿で確認してから選択しましょう。

純正オプションや寒冷地仕様などプラス査定となる装備は備考欄に明記することで加点されやすくなります。逆に社外パーツが多い場合は、純正品が手元にあるかをあわせて記載すると減額を抑えられます。

添付写真は晴天の日中にスマートフォンで撮影し、車体全景・運転席側45度・助手席側45度・走行距離計の4枚を用意すると、査定員が状態を正確に把握できます。

結果の読み取りと注意点

提示された金額は参考値であり、実地査定ではプラスマイナス数万円の変動が起こり得ます。特に査定日までに走行距離が1,000km以上増えると減額幅が大きくなるため、売却を意識したら無駄な長距離走行を控えることが大切です。

サイト間で提示額が大きく違う場合は、参照しているデータベースや更新頻度に差があることが原因です。複数サービスを併用し、中央値を基準線にすると相場感を掴みやすくなります。

査定依頼後は業者から電話やメールで連絡が来ますが、フォーム内に「メール連絡を希望」と記載すれば電話本数を半分程度に抑えられます。

キャンセルポリシーは必ず確認しましょう。成約書に署名する前ならキャンセル無料が一般的ですが、車両輸送後は2〜3万円の実費を請求されるケースがあります。書面に「車両引き取り後のキャンセル料」と「名義変更完了までの支払条件」が明記されているかをチェックすると安心です。

オンライン査定で得た最高額と条件をメモしておけば、店頭査定が下回った際の価格交渉に活用できます。正確な入力と複数サイトの併用で、愛車の価値を最大限に引き出しましょう。