リセールバリューを理解しよう

お金と車

中古車市場での「リセールバリュー」は、車を再販する際に得られる価値を意味します。車のリセールバリューが高いと、購入者は車を売る際により高い価格を得ることができます。この記事では、リセールバリューの考え方、リセールバリューを高くする方法、そしてリセールを考えた買い替えのタイミングについて詳しく説明します。

リセールバリューの考え方

リセールバリューとは、一度購入したクルマを売却する際の再販価格のことです。人気の高いクルマや流通数が少ないクルマ(例えば○○台限定車)などは、中古市場での価格が高くなる傾向があり、それに合わせて買取り・下取り価格が高くなります。この買取りや下取り価格の高いものを「リセールバリューが高い」と言います。

クルマは、自分の資産となるものです。クルマを手放す際に手元に戻ってくる金額が多ければ、次のクルマを購入する際の費用に充てたり、残っている支払いを完済することができたりと、メリットが多いですよね。

仮に新車価格450万円の車を購入し、5年後に下取りに出すと270万円で引き取られるとします。
つまり、5年間で実質180万円の支払いをしたことになります。

180万円を5年間で割ると、
180万円 ÷ 5年 = 36万円

年間36万円の支払いとなり、

さらにそれを12カ月で割ると、
36万円 ÷ 12カ月 = 30,000円

毎月の支払いは約30,000円となります。

では、300万円で購入した一般的なセダンを同じ条件で5年後に下取りに出すと、下取り価格は約100万円です。
これにより、5年間で実質200万円を支払ったことになります。

200万円を5年間で割ると、
200万円 ÷ 5年 = 40万円

年間40万円の支払いとなり、

さらにそれを12カ月で割ると、
40万円 ÷ 12カ月 = 33,333円

毎月の支払いは約33,000円となります。

このようにリセールバリューを考慮してみると、価格が高くてもリセールが高い車の方が、月々の支払いが抑えられ、実質的にはより経済的であることがわかります。
購入時の価格だけでなく、将来的なリセールバリューを考慮することで、車選びの視点が変わり、長期的なコスト削減につながることがあります。次のクルマを購入する際には、リセールバリューを含めた総合的な視点で選ぶことをお勧めします。

リセールバリューを高くする方法

リセールバリューを高く保つためには、定期的なメンテナンスを行い、清潔な状態を保ち、事故を避けることが重要です。人気のあるオプション装備を選び、市場のトレンドに合った車を選ぶことも有効です。これらのポイントに注意することで、将来的な売却時に有利な条件を引き出せます。

リセールを考えた買い替えのタイミング

リセールバリューを最大限に活用するためには、適切な買い替えのタイミングを見極めることが重要です。新車購入後の3〜5年以内や、低走行距離での売却、車検前の売却など、いくつかのポイントがあります。また、季節や市場の動向、モデルチェンジ前の売却タイミングも重要です。これらを考慮することで、リセールバリューを高めることができます。要するに、リセールバリューを高く保つためには、定期的なメンテナンスや清潔さの維持、安全運転、人気オプションの選択が不可欠です。